数分前まで猫なで声ですり寄ってきていた我が家の猫。気がつくと、3軒となりの家でご飯を食べていたりと浮気(?)をしています。
猫にはよくありがちな、どこまでも自分本位のこんな行動ですが、実はこれ、野生の猫に共通する「単独行動」という家出掲示板の生態に起因するものだそう。確かに、ネコ科のトラやヒョウも神待ち群れを作らないライフスタイルですよね?
ということは、逆にいえば猫ってひとりで生き抜いていく能力が優れているということ? もしかしたら、猫のマイペースで独立心の強い生き方には、100年に一度の大不況、仁義なき弱肉強食時代を生き抜くためのヒントがあるのかもしれません!
猫の生き方をヒントに、ビジネスマンの仕事術を提案した斬新な神待ち新書『ネコ型社員の時代」の著者、山本直人さんに伺いました。
「会社員の中には“ネコ型”が増えていると思います。90年代までのモーレツサラリーマンは、いわば“忠犬型”。上司や会社に尽くしてご褒美をもらう会社組織の一員です。でも経済状況が悪化するにつれ、会社に尽くしてもそれに見合うご褒美がもらえないと気がつき始めました。そこで登場したのが、権力闘争や主従関係に興味を示さない、マイペースな“ネコ型”社員です」
でも、競争や出世に興味のない“ネコ型”社員は、ただの怠け者ってことにならないのですか?
「“ ネコ型”社員は、仕事に興味がないというわけではなく、あくまでもマイペースに、自分なりの目標や夢を持って取り組むビジネススタイルを持つ家出少女人です。部署の成績を上げるために働くのではなく、個人として自分の専門スキルを生かせる仕事を高いクオリティでやるという感じですね。そしてもうひとつ、自分にできることを分析できて、オンとオフのメリハリをしっかりつけるのが“ネコ型”社員の特徴です。実際の猫も、居眠りをしているかと思えば、スズメが目に入ると、目にも止まらぬ速さで獲物をしとめたりしますよね」
そう言われてみると、確かに私のまわりにも、そんな“ネコ型”社員が増えているような気がします。
「会社に属している“ネコ型”社員は言ってみれば“飼い猫”の状態。最低限の身の回りの家出少女の世話はしてもらって、気ままに暮らしている。でも多くの有能な“ネコ型 ”社員は“ノラ猫”に転身することが多いですね。神待ちもせず誰にも頼らず、自分の力だけで生きていく。つまり、最終的には独立を目指すということです」
私ももし猫に生まれ変われるなら、中途半端な飼い猫になるより、どこまでも自由なノラ猫になりたい!
今日も上司の顔色をうかがっているビジネスマンの皆さん! いつ捨てられるかもわからないこのご時世、生命力あふれるノラ猫の生き様を見習うというのもひとつの手かもしれませんよ。
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