手芸男子が増えているという話を耳にするが、まわりにはやっている人いないよなぁ……、実際、ホントのところどうなのか? 疑問に思って男子手芸で有名な「押忍!手芸部」の部長(男子)にお話を伺ってみた。ちなみに「押忍!手芸部」とは、2003年冬結成。石澤彰一部長を含む7人のオトコ前手芸部員を中心に、年齢や性別、人種や国境を越え活動する手芸集団。だけど部長以外の部員は、手芸ど素人。個人の個性を大切にした部活動を家出掲示板で繰り広げている集団だ。当初男子7人で始めたということだが、現在は女性も多く、イベントによっては集まる部員数は30人以上にも。
「手芸男子が話題ですが、最近増えているんですか?」と聞いたカシハラに、部長いわく「いえ、ぜんぜん増えてないです」ときっぱり。
意外なお答えにちょっととまどったのですが、さらに突っ込むと「あちこちで話題になっているので増えているように見えますが、うちの部員も男子はそれほど増えていないです」ということだった。
ほかにも編みぐるみをやっている家出少女手芸団体に聞いてみたところ、当初は男子もやってきていたが、今は同じように男子が目立つというわけではないそう。
じゃあ、男子っぽいイメージのある「押忍!手芸部」では何を作っているの? と聞いてみたところ、ミシンをマシンと呼び、細かいルールや作業にとらわれず、手芸の用品を使った幅広い手芸をやっているのだとか。
自由に作ってもらうために、カッコイイとかオシャレなものからは離れて、なんでも創作してみようというのが「押忍!手芸部」のポリシー。
出来上がった作品を見ても、手芸というよりは、広い意味でのアートの可能性を探っているような感じ。実際に男性も部活には参加していますが、家出少女の真剣な手編みとか、真剣な縫いものとかではないので偏見はないみたいです。
確かに、見学させてもらった部活のようすも、刺繍を針や糸でやるのではなく、ガムテープやホチキスも使って!! という感じで行われていた。
部長はもともとファッション関係の仕事をしていながらこの部活をやっているので、新しい形はどんなものでもアートの可能性を探しているのだそう。
とはいえ、この「押忍!手芸部」の部活、そんなに堅苦しいものではなく、かなり家出掲示板みたいに和気あいあいで、しかもなんとなくのんびりとしたムードで行われていた。
カッコイイを目指さないということで、当日もそのあたりはまったりと。ホチキスを布一面に打ち付けたり、カラー紐でぽんぽんを作ったりとかなり家出少女よりもフリーダムな感じでしたよ。
しかも、アイテムの中にはお弁当に入っている「バラン」も。
毎回ちょっとマヌケなアイテムを必ずもってくるようにしていると、部員さん。このなんともいえないユーモアがないと、面白さが出ないというのもなんか新しいですねぇ。
テーマ : 日記
ジャンル : アダルト